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我が家の犬や猫達も高齢になってきているいぬやねこがいます。 家の庭にはすでに3匹の猫が埋められていて、家の庭のスペースも限られてしまっています。
どうせ、自分達のお墓を建立するなら、近くにペットといっしょに入れるお墓のある霊園はないだろうか?
さっそく ネットで検索してみました。
ペット いっしょ お墓
ありました! 近くに! 交通渋滞にあわずに車で15分位で行ける所に!
こんなに近くにペットといっしょに入れる墓地があったなんて思いもよりませんでした。
その霊園は、やすらぎパーク東金霊園。 千葉県東金市にあり千葉県で最初にペット共葬墓地ができた霊園です。
さっそく、次の日曜日にその霊園に見学に行きました。

ぱっと広がるお墓は今はやりの洋型墓石が多いように思いました。洋型の墓石は高さが低いため、従来の和型の墓石に比較して、陰気な感じがせず、明るいモダンな雰囲気をかもしだします。
すでに並んでいるペット共葬墓地を見せていただきました。

ペット共葬墓地の墓石を見てびっくりしたと同時に、墓主の方のペットを想う気持ちが伝わり、胸がいっぱいになり涙が出そうでした。もし、私の愛ネコのマリアのお墓だったら、来るたびに涙がでるのではないかと思ってしまいました。
びっくりしたというのは、お墓のじめじめした暗いイメージではなく、「かわいい!」と思えるお墓の雰囲気なのです。
従来、よく「○○家之墓」と書かれていた所には、何の文字を書こうと自由だということは知っていました。実際「ありがとう」「偲」などの文字を使っているお墓がありました。
でももっとびっくりしたのは、文字ではなく、犬の横から見た姿を大きく彫っているお墓があったことです。人間も入ることになるお墓です。こんな墓石でもOKなのかと目を疑いました。
また、墓石のすみっこに犬か猫のかわいい足跡を3つ彫ってある墓石もありました。
飼っていた犬に似せてつくったであろう犬の像が置いてあったり、犬の写真から作った10cm四方位の大きさのプレートが墓石の前に貼ってあるお墓もありました。
かわいいいぬやねこの置物が墓石の上に置いてあるお墓。ペットと人間用と並んで2つの墓石を建てて、ペット用の墓石には自分で書いた絵を彫ってもらったようで、3匹位の犬の絵とともに「いっしょに仲良くねんねしてね」と刻まれていました。
死んだ人の名前を刻むのと同じように、ペットの名前が4つ彫られてあり、まだ生きている3匹のペットの名を赤文字で彫っている方もいました。
捨てられてしまう犬や猫もいるのに、こんなりっぱなお墓を作ってもらって、なんと幸せなイヌやネコ達でしょう。本当に幸せかどうかはわかりませんが。
建立中のお墓がありましたので、納骨室(カロート)の中を見せてもらいました。 まだ仕切りはできていませんでしたが、人間の遺骨とペットの遺骨の入るところには仕切りができるそうです。 また、一部分が土になっていて、そこに納骨室がいっぱいになってしまった時などに、遺骨を土に埋めて土に返してあげるそうです。
実は我が家の主人はあまりペット共葬墓地には乗り気ではないようです。ペットといっしょだとたたりがあるとか耳にしたのでしょうか。
しかし、私にしてみれば、子供たちが独立して家を出て行った後、どんなにおとうさんと二人だけの家の中に犬や猫たちが笑いをもたらし、癒されたことか。おとうさんと二人だけだったら、きっと殺風景な味気ない家の中になっていたことでしょう。
先祖代々のお墓に犬や猫の遺骨を入れるというのなら、私も遠慮します。犬や猫が嫌いなご先祖様もいるでしょう。しかし、これから、お墓を建立するのでしたら、自分達の宗教観、価値観でお墓を持ちたいものです。
イヌやネコなんかといっしょのお墓に入るなんて… と非常識だと思われる方もいらっしゃるようです。
これは宗教感の違いで、「戒名はいらない」「葬式はしなくていい」「お墓はいらないから散骨してほしい」など、多種多様の死の捉え方があるのと同じことだと思います。
人それぞれ宗教感が違うのですから、非常識と言われても気にすることはありません。
まだこのペット共葬墓地のある霊園に決定したわけではありませんが、こういうペットといっしょに入れるお墓もあるのだと、勉強になった1日でした。
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