猫風邪で入院2日目の猫マリアの顔


入院2日目のマリアに面会に行きました

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【マリアが亡くなる4日前】

入院2日目のマリアに面会

この頃になると、ソックスや、ゆず、ミントもだいぶ動くようになり、食べようとする気がおきてきた。
若い子は、回復するものだ。

しかし、3歳のメス猫のあんずだけが、まだ医者に一度も連れて行っていなかったが、ずっとまだ固まって動かずにいる。鼻水がひどい。

夕方、あんずを連れて、マリアの面会に行った。

あんずはやはり、40度の高熱。あんずも家では鼻水がポタポタと床に垂れていたのに、病院では、緊張のせいかピタリと止まった。

あんずに点滴をお願いする。強制給餌はもう私も上手にできるようになっていた。

そして、マリアの面会。

なんだか、すごい顔をしていた。のらねこのクロちゃんが我が家で亡くなった時の死ぬ前の顔のようだ。

大丈夫なんだろうか。

先生は「自分からは食べてくれないんですよね。」と言う。

食べないだろう、この顔じゃ と思った。
先生はマリアの本当の顔を知らないんじゃないかと思ってしまう。

インターフェロンを強制給餌のフードに加えて与えているという。

「治ったら、きちんと予防接種をしましょう。」と言う。
先生は治るつもりでいるのだろう。

「この後、血液検査をして、明日の退院を決めましょう。」と先生は言う。

先生が治すつもりでいるのに、「連れて帰る」とは言えなかった。

一縷の望みにもすがりたい。もし、本当に治るなら、治してほしい。

マリアを連れて帰っても、どうしようもないと思った。
点滴をはずして家に帰ったら、よけいひどくなってしまうかもしれない。

家に連れて帰って、死んでしまったら、あのまま入院させておけば助かったかもしれないと後悔することになるだろう。

動物病院の駐車場に置いてある車に戻って、車の中で、ボーっとしてしまった。
お父さんに電話をした。
「マリア、ダメっぽい。」
「先生とよく相談して…」とお父さんもどうしようもなく言ったけれど。

でも、まだ先生の言葉を信じていた。あんな顔をしていても、治るのかもしれない。
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