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猫マリアのお墓
マリアはすぐ自分のそばにおいておきたかったので、家の庭に埋めた。
ペットといっしょに入れるお墓というのもあるけれど、私がこれから何年生きるかわからない。
平均寿命まで生きればあと30年近く、マリアを真っ暗なお墓に置いておかなければならない。
マリア一人でさびしいだろう。
時間的にもそんなにしょっちゅうお墓参りにも行けない。
だったら、自分の庭にマリアを埋葬して、私が死ぬまで、毎日、庭に咲いたお花をあげたり、お水をとりかえてあげたりして世話をしてあげたかった。
毎日、マリアと話しがしたかった。
マリアの墓石を庭に設置しようと思った。
猫のお墓の墓石

マリアの写真を彫刻してくれるという墓石屋さんをみつけた。
値段的にも納得。
シルエットなら無料だが、写真彫刻だと、3,000円プラスになる。
でもやっぱりマリアの顔の写真をいれたい。
大体できているいくつかのペットの墓石のデザインから基本となる自分の好きなデザインを選ぶ。
そして、自分の希望をいれていく。
掘りこむ言葉を考えた。
”ありがとう”じゃ平凡だし…
『虹の橋』の話が私の救いだった。
亡くなった犬や猫のペット達は天国の虹の橋のたもとで遊んで飼い主が来るのを待っているという。
そして、飼い主が死んで天国へ来ると、喜んで飼い主のもとへ先に亡くなったペットがやってくるという。
もしかしたら、またマリアに天国で会えるかな?
『また会おうね』という言葉に期待を込めて決定した。
猫の足跡をいれたかったので、どこかに足跡を入れて下さいとお願いした。
そして、マリアの写真もメールで送信。
すぐに、マリアの写真入りの墓石の画像がメールで送られてきた。
何度でも、納得がいくまで墓石のデザインを変えてくれるという。とても良心的だった。
私はマリアの顔を大きくしたかったので、自分でマリアの写真を加工して、
写真をこれに変えて下さい。と再び返信した。
すぐにまた、マリアの顔の写真を変更した墓石の画像が送信されてきた。
悩んだけれど、デザインはやっと決定。
墓石が届くまで、待つこと2週間位。
とても、重いネコの墓石が届いた。
りっぱだった。黒御影石だ。
人間の墓石はお坊さんに拝んでもらって”魂入れ”ということをする。拝んでもらわない墓石はただの石だと言う。しかし、それも個人的なことで、拝まなくてもいい人はそれでいいのだろうが…
とてもきれいでりっぱだったので、外にだすのがもったいなくて、しばらく家の中に置いておいた。

新盆に墓石を庭におとうさんと二人で設置した。
百円均一のお店で、いろいろと周りにおくものを購入してきた。

よかったね、マリア。
ここでゆっくり休んでね。
私が死ぬまで、お世話をするからね。
そして、虹の橋で会おうね。
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